今年の松戸市長杯は全艇が一斉にスタート。ものすごい波でした。スタート前から沈する艇もありました。
 
折り返して応援席前を漕ぐ島田・海宝組のドラゴンブラザーズ。実は前の晩に飲み過ぎて息が上がっている。
 
オズマ河井・イケメン大竹のシーカヤック二人艇は即席コンビにもかかわらず第三位入賞。
 
ゴール前で最後の力漕する林・和田組のファルト二人艇。みごと念願の初優勝でした。
 
山本Bさんはマスターズで完漕です。次回のレースに期待が膨らみます。
 
シーカヤック二人艇部門の畑尾・清水組です。アリュートシー2で頑張りました。
 
山本Aさんです。これからはレースではなくてツーリング楽しみたいとのこと。お疲れさまでした。
 
大貫さんお疲れさまでした。
 
久しぶりに漕ぐ井本さんです。また検見川の浜で遊びましょう。
 
まるでお祭り状態の矢木沢屋台村です。
 
念願の初優勝を果たした林・和田組です。メダルが嬉しい!!
 
矢木沢レディースの面々です。もう居酒屋状態に突入。
 
監督の庄司さんから全員に完漕証が手渡されました。
 
フレーフレーとうちゃん、海宝さんの子供さんが作ってくれました。応援の皆さん、どうもありがとうございました。
「2002年松戸市長杯争奪クラブ対抗カヌー競技大会」
2002年1月13日
 

松戸市長杯参加の皆さん、応援に駆けつけてくれた皆さん、どうもお疲れさまでした。
今年で第20回目を向かえた恒例の松戸市長杯は、例年とはうって変わりポカポカ陽気の江戸川で開催されました。
毎年、寒空の下で震えながらレースしたのが嘘のようなお天気でした。

昨年の矢木沢倶楽部はレースに入れ込み過ぎという批判もありましたが、毎年恒例の松戸市長杯ばかりは外せません。各地から沢山のカヤッカーが集合し、いつもは会えない仲間との談笑も楽しみの一つです。

今回の松戸市長杯のエントリーは、次のようなメンバー構成でのぞみました。
シーカヤック2人艇部門
河井、大竹組ボイジャー艇。清水、畑尾組アリュート艇。海宝、島田組ドラゴン艇。
ファルト2人艇部門
林、和田組。
シーカヤック1人艇部門
山本A、山本B、佐藤、大貫、井本。
監督、庄司。コーチ、北沢。

島田・海宝組のドラゴンブラザーズは、昨年の宮古レース以来、体の不調を訴えています。一方、昨年に続き助っ人として参加してくれたオズマ河井さんと矢木沢一のイケメン大竹さんは、快速艇ボイジャーで入賞を狙っています。
ファルト2人艇の林・和田組は、五十肩を煩っている林が足を引っ張りそうです。
シーカヤック1人艇部門にはシニアクラス入りした山本Aさんを始め、クラブ一のスプリンター佐藤さん、山本Bさん、大貫さん、井本さんがエントリーしました。
監督は長老・庄司さん、コーチには鍋親父の北さんです。
応援班は、神谷さん、在原さん、高橋さん、島野さんです。
今回のレースでは、矢木沢レディースの奥様方も応援に駆けつけてくれました。と言ってもレースよりも井戸端おしゃべり会議だったような。

会場の江戸川河川敷には、早朝から沢山のカヤッカーが集合。毎年参加している矢木沢倶楽部は係員の誘導で一番奥に場所を取りました。
到着した先発隊はさっそくテーブルを出し、早くも宴会体制です。例年ですと寒くて日本酒を飲んでしまうのですが、今年はビールでも大丈夫?!
七輪が並び、各自が用意してきた鍋が所狭しと並んでいます。応援班はこれから漕ぐ心配もないので、早速飲み始めています。

選手の受付をして、監督からのレース注意事項が伝えられました。今回は参加約380艇の一斉スタートになるそうな。しかも川幅一杯にスタートしてから、約200mは進路を変えずに直進しなくてはなりません。
ただでさえコントロールの悪いスラ艇やファルトと早いレーシングが一斉にスタートするとなると混乱は必至です。

各自ウォーミングアップを兼ねて漕ぎ出しました。
川の上から見るとなんと艇種の多いこと。これが一斉にスタートするとは?!
スタートラインに並んでいると、早くも沈する選手までいます。島田・海宝組がレスキューのお手伝いをしています。

11時、いよいよ一斉にスタートです。
スタート直後は阿鼻叫喚の混乱です。ファルトは横向くし、ガンガンぶつかり合うスラ艇達を避けようにも避けられません。
巨大なファルト2人艇で参加した林・和田組は前を遮るファルトのため、3回も停止するはめになりました。
ようやく少し前が開くと、みんなペースを上げます。遙か前方にレーシング艇や、シーカヤック2人艇が見えます。
100m前方にファルト2人艇がいました。その先はまったくどんな艇がいるのか不明です。バウの和田さんのパワフルな漕ぎに負けないよう気合いを入れて漕ぎますが、このファルト艇は何故か左に曲がっていきます。懸命に方向修正をするのにどんどん左に寄ってしまいます。これには困りました。
なんとか漕ぎながらスターンにパドルでラダーを入れ、方向修正しながらのレースになってしまいました。
なんとか折り返し地点のブイ手前で前を行くファルト2人艇をかわすことができました。周りを見回すと高校生の漕ぐレーシング艇や、スラ艇と一緒でした。

折り返してからの下りでは、息が上がってしまい、泣き言が出ました。
和田さんに励まされながら、なんとか漕ぐ有様です。でも周りにはファルト2人艇はいないようです。
下流の折り返し点では、前を行くシーカヤック2人艇を確認しました。
オズマ河井・大竹組が、島田・海宝組の2人艇をかわしていました。
前日は島田さんの家に泊まった河井さんは、いくら勧めてもビールしか飲まなかったとか。島田さんからは、一宿一飯の恩義があるのだから俺を抜くなよな、と釘を刺されたとか。でもレースは勝負ですから、大竹さんのコントロールであっさりと抜いていったそうな。

いよいよゴールが見えてきました。
後少しです。後ろを振り返ると、ファルト2人艇がいます。ここで抜かれたら元も子もありません。和田さんと声を掛け合って、肩の痛いのも忘れて気合いで漕ぎました。
そしてようやくゴール!!
苦しかった戦いも無事にゴールすることができました。ゴール近くでは矢木沢レディースを始め沢山の応援が嬉しかったです。
ヘロヘロ状態になりながらも、桟橋から上がり、和田さんと握手。
みんなの待つ矢木沢倶楽部応援席の宴会場に向かいました。

宴会場ではすでに奥様方が居酒屋状態。ガンガンと飲んでいます。
テーブルには沢山のツマミ。七輪には、鍋、鍋、鍋のオンパレードです。いったい誰がこんなに食べるのでしょうか?!
着替えてからみんなと祝勝の乾杯です。
最高に気分良かったです。苦節4年で念願の初優勝することが出来ました。みんなに大感謝です。

そうこうするうちにレースの結果発表。
ファルト二人艇部門優勝 38.44 林・和田組 ポイント10
シーカヤック二人艇部門第三位 32.40 河井・大竹組 ポイント3
同 第五位 33.43 島田・海宝組 前の晩に飲み過ぎです。
同 第六位 43.34 清水・畑尾組
シーカヤック一人艇部門第五位 33.35 佐藤さん 立派です。渋ちゃんは第四位でした。
第25位 山本Bさん 43.11
第26位 山本Aさん 43.46
二人ともマスターズ完漕です。
第30位 井本さん 46.60

クラブ対抗戦では、34の強豪エントリー中、矢木沢倶楽部はAクラス入りの12位でした。
たきぎ工場は他力本願で8位です。
表彰式では一番早くコールされて念願のメダルをもらいました。やったっー!!
表彰式から帰って最後の酒盛り。
3時でゲートが閉まるため、監督の庄司さんから全員に完漕証の授与がありました。
今年の松戸は桜が咲くようなポカポカ陽気で、とても楽しく一日を過ごすことができました。
応援団の皆さん、朝早くからありがとうございました。


林@矢木沢倶楽部

 
 
Last update 04/01/26
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